会社を辞める前に知ってほしい10のこと

本書籍では「退職」を決意した方が
知ってほしい情報をまとめました。

現状からいち早く
抜け出した気持ちは
とてもわかりますが、

焦って退職してしまうと後悔してしまうことも。

転職先選びはとても重要ですが、
トラブルをおこさずに
気持ちよく退職することも大事です。

後腐れなく次のステップ進めるよう、
ぜひお役立てください。

A.やりたいことを先延ばしにしてしまう人は、会社を辞めても失敗しやすい特徴があります

これは会社を辞めることに
限ったはなしではありませんが、

自分で決めたことに向かって
前に進めない人は成功しにくいんです。

一度「仕事を辞めたい」と悩んで
せっかく答えが出たのに

そのあとコロコロと考えが変わってしまって
ついやりたいことを先延ばしにしていると

前に進むことも難しくなってきます。

20代で会社を辞めることは
別に間違ったことではありませんし

人生の目的はそれぞれなので
何が正解かどうかはわかりません


でも自分の意思決定がぶれてしまうと、
条件の悪い会社に
転職してしまうことだってあるんです。

ここで知っておきたいことは

キャリアに関する悩みは誰にでもあるということ

悩むことは自然なことと言うことです。

ただし、先ほども述べたように、
やりたいことを先延ばしにしていては
上手くいくこともわからないし
本当に間違っていることにも気付けません。

なのでもしも20代で会社を辞めて
失敗するのが不安になってしまったら

自分を信じて
まずは行動してみる
ことを
おすすめします!

A.ボーナス支給後、また繁忙期をさけて退職時期を考えましょう。

一番してはいけないのは、
すぐに辞めてしまうことです。

正直にお伝えしますと、
企業側からすると取引先やお客様に
ご迷惑をかけることになるかもしれません。

めちゃくちゃお世話になっている

  • 会社の同僚
  • 上司
  • 後輩

などの業務に支障が
及ぶ可能性だってあるんです。

そのためいつ会社を
辞めた方がいいのか迷うなら、
仕事量や今後のスケジュールも考慮して

退職時期を決めるのをおすすめします。

ちなみにボーナス前に辞めるのであれば、
ボーナスはもらえないことも
考えておいた方がいいです。

例えば、12月の賞与を
満額受け取ったうえで退職し、
翌1月に入社できれば
賞与の減額なく理想的といえるでしょう。

しかし就業規則に
「ボーナス支給日の末日時点で在籍する人に賞与を支給する」
とあれば夏のボーナス時期(7月)に辞める人は
支給対象外になると思います

また、会社を辞めることを
同僚に話してしまったことで
噂が広まってボーナスがもらえないこともあるかもしれません。

気持ちが先走ることもわかりますが、
会社を辞めることは公にはせずに
繁忙期をさけて計画的な退職をすることが重要です。

A.就業規則に従うことが大切です。直属の上司に2週間前までに伝えましょう。

当然ですが退職することが決まったら、
退職する旨を伝える必要があります。

就業規則に「〇〇までに」
いつまでに申し出るのか書いてあるので
先に見ておくことが重要💦

ちなみに法律では、

  • 民法:原則2週間前までに
  • 労働基準法:期間の定めはない

といったように基準があるんです。

そこで誰に言うかですが、
まずは直属の上司に伝えること
がおすすめです。

納得してもらえるよう
伝え方を工夫することも大切。

「率直に言うと、給与額に不満がありました。
今の給与は同世代と比較しても低く
このままでは将来家庭を築くのは難しいと感じたからです。」

「自分のスキルをより発揮できる仕事がしたいと
思い、転職を決めました。」

仲の良い友人や先輩に
相談したくなる気持ちもわかりますが
同僚や他部署の先輩ではなく、
直属の上司に伝えるようにしましょう。

それは、あなたのほかにも
やむを得ない事情で
業務ができないことが起こったときに


メンバーの配置や
人員の調整をおこなってくれるのが
直属の上司だからです。

退職を決めるときって、
誰でも焦ってしまうんですよね。

「いつまでにこれをしなきゃいけない、、、」

と思うと、心配ごとも増えてくると思うので、
肩の力を抜いて少し深呼吸
してみるのもいいかもしれません。

A.退職理由が人間関係の場合は、言わない方がいいかもしれません。

退職理由で
悩んでしまう人は多いと思います。

家庭の事情やキャリアアップをするために、
ほかにやりたいことが出てきたなどは、
よく耳にする退職理由ですよね。

例えば、次のように退職理由が
はっきりとある場合は
納得してもらえるので正直に伝えることをおすすめします。

  • 引っ越しすることになった
  • 両親の介護のため

つまり説得力のある理由
どうかが重要なんです!

いくら自己都合といっても、
あからさまに「嫌いな上司から離れたい」
などとは口が裂けても言ってはいけません
💦

あなたには退職するほどの
理由が必ずあると思うんですよね。

それを自分のなかで客観的に整理して


「給与が悪いから」


「残業が多いから」


といったことをストレートに伝えるのではなく

「自分の目指したいものがここにあって、
今それを頑張りたい」

などのように
伝えることをおすすめします!

読者様の中には、
退職理由について悩んでしまうという方は
多くいらっしゃる印象です。

他責思考がばれると印象が悪いので、
自分の考えを紙に書いてみて
気持ちを整理することも大切です。

A.最終的に決めるのはあなたです。

会社から引き止めの条件を
提示されることもありますよね。

給与面や他部署への異動も
考慮してくれると言われると
退職しなくてもいいかなって思うかもしれません。

しかし退職を決めた理由を
思い出して決めることが大切
です。

むしろ会社への不満は
そう簡単には変わらないので
会社に残ることのデメリットが
大きい場合もあります。

じつは転職に関するアンケートで、
会社に引き止められて残ることを決めた90%が
1年以内にその会社を辞めているという統計もあるのです。

もしも突然役職が上がっても
あなたにとって嫌な部分が
急に変わることはありません

どうしても一度思っていまった不安は
拭えない部分も出てくると思うんですよね。

退職の意思を伝えるときは、
上司が昇給の話をちらつかせたり、
退職の引き延ばしをお願いしてきたりする
可能性があることも念頭においておく
といいかもしれません!

A.誠実な対応を心がけると良い。感謝の気持ちを忘れずに。

円満退職をしたいけれど、

  • 人間関係がきつい
  • 同僚の反応が気になる
  • 引き止められたらどうしよう

など退職に向けて
小さな不安を抱えている方は結構多いです。

でも大丈夫。

円満退職は誰にでもできるので
しっかりと丁寧な姿勢を心がけていくことを
意識して準備を進めていきましょう。

退職前に問題を抱える人の多くは、
相手目線でないことがほとんどです。

退職を伝えるタイミングや
きちんとご挨拶をすることで
円満退職はできる
ことを知ってください。

退職届が受理されたのであれば、

上司に業務の引き継ぎは
誰にすればいいのかを確認し、

すばやく済ませることがコツです。

なのでもしも新しい転職先を聞かれても
「今はお答えできませんが、また入社後、ご挨拶にお伺いします」
と伝えてまずは引き継ぎを
早めに終わらせるようにしましょう。

A.残っている有給を消化することも可能です。

とはいえ、
会社の状況に左右されることがあることも
理解する必要があります。

そのため、有給休暇を取得する時期は
前もって計画を立てておくことが重要です。

  • 最終出社日の前に有給休暇をとる
  • 最終出社日の後に有給休暇をとる

いつ有給休暇をとるのかわかれば、
引き継ぎもスムーズにできるので


業務が滞ることなく退職できます。

例えば、税理士さんなら、
確定申告の忙しい時期に休まれると
会社的にも困るし、また本人も休みにくくて
言いにくい場面もあるかもしれません

やっぱり後任への引き継ぎが
早く終わるのであれば
有給消化もしやすくなるのは当然ですよね。

なので自分の使える有給が
あとどのくらいあるのか、

早め早めに確認しておきましょう。

こちらは本コラムでもお伝えしてきましたが、

やみくもに退職してしまうと
見通しをもった行動ができなくなってしまいます。

そこで大切なのが企業をみる視点です。

気になる会社を見つけたら

その企業が

  • 誰に
  • 何を供給して
  • どのような方法で
  • 利益をあげているのか

事実をしっかりとみていくと、
今後自分がどのように
働いていけるのかが見えてきます

ちなみに求人情報を沢山みるメリットは、
雇用形態や職種、勤務地などの
さまざまな条件から
自分のこだわりがわかることです。

このように退職前から情報にふれておくと
折り合えるポイントが明確になり、
自分に合う仕事に就けるようになります。

とはいえ、自分で収集できる情報には
限界があるのでキャリアコーチングの利用をおすすめします。

A.最後まで自分の任務は責任を持って

退職することが決まると、
ちょっと社内で
気まずい立ち位置になりますよね。

とはいえ手を抜いたり
適当に仕事をしたりするのは絶対NG。

最後まで責任を持って
丁寧に仕事をやり抜きましょう。

そうすれば退職後も
良好な関係を築いていけます。

ちなみに私は販売員時代に社員のメンバーと
気まずい感じで退職してしまったので

街中ですれ違うとき隠れてしまいます…笑

なるべく円満に終わらせられるように
あと少し辛抱しましょう笑😌

A.失業給付金がもらえる可能性があります。

退職後に気になるのが
お金のはなしですよね。

会社を辞めると給与の支払いがなくなるので、
転職先を決める前に仕事を辞めてしまった人は
「失業給付金」の申請を期間内におこなうようにしましょう。

失業給付金とは、
転職や再就職を支援するための給付金です。

この失業給付金は
退職日から2年間をさかのぼって
雇用保険の保険料を納めていた期間が
12ヶ月以上ある場合
に受け取れるお金をさします。

ケガや病気、妊娠出産などで
すぐに働けない方は対象外となっているので要注意です。

  • 条件①:転職活動をしている
  • 条件②:離職日以前2年間に雇用保険の被保険者期間が通算して12ヶ月以上ある

失業給付金(失業手当)を受け取るには、
退職した会社から届いた「離職票」
ハローワークに提出し、
雇用保険受給資格者証を受け取る必要があります。

ここで覚えておきたいのが
「失業認定」という言葉。

失業認定とは、
失業給付金(失業手当)を受け取る際に
ハローワークから受け取った雇用保険受給者証を
失業認定日にハローワークに提示し
転職活動をしていると認めてもらうことをさします。

このとき虚偽の申告をすると
不正受給になるので、
正直に申告するようにしてください。

受給期間は
離職した日の翌日から1年間のため
20代の退職の場合は
まず失業給付金の手続きから済ませること
が大切です。