新しい職場で評価を上げるための方法

職務と職責はよく
混同しがちな用語ですよね。

職務とは仕事上のタスクをいい
「1つひとつやること」を意味します。

一方で職責は
「責任や義務」をいいますので、
職務をおこなう上での責任のこといいます。

わかりやすく具体例を
お伝えすると、、、

  • 職務:
    顧客へプレゼンテーションの資料を作成する

  • 職責:
    顧客と信頼関係をつくる

新しい職場に就いたときは、
試用期間があると思いますが、

この期間であれば自分の職責を確認できます。

雇用契約書に書かれた業務内容から、

どのような対応が求められているの
知っておくことが重要!

なぜなら、
のちのち人事評価があっても

  • 評価基準がわかる
  • 公平な判断を仰ぎやすくなる

などのメリットがあるからです。

そうすることで、
新しい職場でも評価を
上げることができるようになります。

新しい職場では
良好な人間関係をつくっておくのも大切です。

企業側からすると、
どんなにスキルが高くても

コミュニケーション能力の低い人には、

  • 仕事がやりにくい

  • 取引先や顧客に迷惑をかけないかな

など不安になってしまうからです。

そのため新しい職場で
評価を上げていきたいなら、


入社後からメンバーとの関係をもち、
積極的にコミュニケーションをとる
ことをおすすめします

また重要な情報は
コミュニケーションスキルの
高い方へ流れるという特徴もあります。

いつも話しかけづらい人よりも、
穏やかな人に
ついつい話してしまうのは
誰もが共通していますよね。

ちなみに「メラビアンの法則」
をご存知ですか?

意図が伝わりにくい場面で
人が何をもとにコミュニケーションを
受け取るかというと、
見た目の印象を重視するということです。

  • 言語によるコミュニケーション 7%
  • 声のトーンや口調 38%
  • ボディーランゲージや見た目 55%

相手とよい関係を築くために
相手にどう映るのか
「印象」が大切だとわかりますね。

よい人間関係が
プロジェクトの成功を
支える重要な要素でもあるから、

ここが評価されるんです。

もし新しい職場で
気の合う同僚がいたら、

自分からランチに
誘ってみるのもいいでしょう。

上司からのお誘いがあれば
嫌な顔をせずに

快く受け入れ感謝を
伝えるといいかもしれません

目標を実現したいとき、
そのために何が必要なのか

求められるスキルを
知っておくことは重要です。

新しい職場に入ったのはいいけれど

「やりたいことがわからない」
という人は結構多いんです。

方向性を見出せなくなった方は

仕事で必要なスキルアップの
要素を確認してみましょう。

ハーバード大学の
ロバート・カッツ教授の
「カッツモデル」によると

スキルは3つに分類される
と言われているんです。

  1. コンセプチュアル・スキル(問題解決力)
  2. ヒューマン・スキル(コミュニケーション能力)
  3. テクニカル・スキル(技術的な専門知識)

さらにこの3つのスキルは、
組織のなかで経営者や中間管理者、

現場層のどの職位にも
当てはまるのですが

構成比率が違うことがわかっています。

組織のトップにいくほど
コンセプチュアル・スキル
(問題解決力)が必要で、

若手の方ではテクニカルスキル
(技術的な専門知識)が
求められることがわかっています

このような法則も参考に、
入社間もないうちは、

まずは専門性を高めること
に注力する

新しい職場でも
評価を上げていけるでしょう。

職場によっては
昇給や昇進の条件があると思います。

  • 仕事の実績
  • 会社への貢献度
  • 業務遂行能力

先に企業が求める条件を確認し
必要な要素を埋められるように
行動していきましょう。

企業によっては
等級制度を導入している
ところもあるんですよね。

等級制度の等級によって
給与や処遇が定められています。

そのため自分が
目標とする給与に
近づけるようにスキルアップし

職務を遂行していくことが大切です。

ちなみに、
このような条件等の確認は
直属の上司におこないましょう

忙しそうな上司をみると
つい先輩や同僚に
確認してしまいがちですが、

確認事項は
直属の上司に
する必要があると知ってください。

昇給や昇進するために
必要なことを理解しておくと

上司の期待値にも
答えられるようになるのです。

やっぱり上司からの依頼
に応えることで
評価をあげていけますよね!

仕事をおこなっていく上で、
付き合っていかなければいけないのが
職場の上司です。

あなたが仕事をする上で
重要なキーマンとなる

「上司」の依頼には

全力で対応するようにしましょう。

とはいっても
入社後はやることがいっぱいで、

進め方も
よくわからない方は
多いと思います。

それでも、上司からの依頼に
対応できると、

それは評価される点なのです。

入社したばかりの時期でも
次のように上司から
お願いされる場面は沢山ある
と思うんですよね。

  • 資料の作成
  • クライアントの対応
  • 会議やイベントへの参加

上司に対して
(教わってないから)わかりません

と答えるのではなく、

わからないことも
言葉にして聞いてみること。

すぐに対応することが
評価されるんです。

自分の考えていた通りにいかない場合、
上司の意見を
参考にすることも大切です。

仕事でうまくいっていないときに
1人で考え抜くことも大切ですが

答えが出ない悩みは

早め早めに
上司にアドバイスを求めることで

やるべきことも見えてきます。

例えば、上司に質問するときは
答える手間が省けるように
聞いてあげることで、
すぐに回答が得られやすくなります

  • 「この企画でよろしいでしょうか?」
  • 「A案とB案が考えられますがとちらがいいでしょうか?」

「何を」「どのように?」
といった質問は

相手が答えるのに
時間がかかってしまうため

聞いたのはいいけど

悪い印象が残ったり

返答を後回しに
されたりすることもあるんですよね。

なので仕事が上手くいっていない
ときにアドバイスを求めるときでも

直ぐに解決できるように

「はい」か「いいえ」で
答えられる質問を意識するようにしましょう。

基本的にこまめに記録を残す人は、
あとで振り返りをもつ習慣があります。

振り返りをすることで
自分のよくないことに目を向けて、

改善できるため成長も早いんですよね

メモを取らない場合、

  • 同じミスを繰り返してしまう
  • 進捗報告の際に慌ててしまう

などの心配も出てくるでしょう。

業務効率をあげていくためにも、

上司から聞いたことや
業務で必要なことは
記録を残しておくことが重要です。

これはチームメンバーが
仕事で行き詰ったときにも使えるんですよね!

記録をたよりに
軌道修正をすることもできるし

周りから信頼され
一石二鳥になることもあるかもしれません。

自分自身を客観的に見るためにも、

日頃からこまめに記録をとって
メンバーからも
信頼される人物を目指しましょう。

自分にとって
少し重めの課題にも
積極的に挑戦することは大切です。

この仕事はこれくらいでできるから、

  • 適当にやればいい
  • 少し怠けてもばれない

など、あまり自分に課題を課さずに
努力を怠っていると

成果が積みあがっていきません。

難しい課題にも挑戦することで
筋トレのように
思考もスキルも鍛えられるんですよね。

「石の上にも三年」
という言葉がありますが、

継続的に物事に取り組むことで

成果も付いてくるものです。

新しい職場に就いた頃は、
居心地のよい
「コンフォートゾーン」から抜け出して
「ラーニングゾーン」にいることがほとんどです。

ラーニングゾーンとは、
新しいことに挑戦するときに
起こる環境のこと

人が一番成長しやすいゾーン
なんですよね。

新しい職場に慣れてくると
コンフォートゾーンに戻りやすくなりますが

常に自分に難しい課題を課して挑戦し、
成長できる自分でいるようにしましょう。

そうすることで、
そういう姿勢が評価され
職場でも認められるようになります

職場で求められるのが
「報告・連絡・相談」ですよね。

報連相を徹底しておこなうことで

思っていたものとは違っていた…

というミスも防げるものです。

新しい職場でも、
業務は上司と確認を進めながら
進捗をあげていきましょう。

報連相を怠っていると、
後から上司が駆けつけてきて
大変なことになってしまいます。

上司は良い報告を聞くと
もっと大きな仕事を任せきれそうだ
と評価するものなんですよね。

また何度もやり取りをかわすことで、
上司との接触回数が増えて
信頼関係を築きやすくなる
メリットもあります。

そうなるとコミュニケーションも
取りやすくなりますし、
仕事の取り組み方も変わってくるものです。

悪い報告は
問題のあった時点で報告し

その後の対応を
迅速にできるようにしましょう。

早めに相談することで
悪いミスも大きな問題とならないため

自分自身も
楽になることができるのです。

企業では自ら考えて
行動できる人物を求めています。

自分の頭で考えられる人は、

あらゆる職場で
これから必須となってくる
と言われているんです。

いわゆる「指示待ち」人間では、
言われたこと以上のことができないため
評価にもつながりにくくなります

自ら考えて行動できる人は

  • 問題意識がある
  • 向上心がある

などの面からも
高く評価されやすい特徴がありますよね。

また主体的な取り組みは
仕事の生産性を高める重要な要素でもあります。

つまり自ら考えて行動できない
「指示待ち」では、待っている間に

作業がとまってしまうので、
上司のスケジュールによっても
進捗が遅れる場合も出てくるのです。

常に自分から能動的に動ける人
新しい職場でも評価されるでしょう。

仕事上メールや電話を
することもあると思いますが

いただいた連絡には
その日のうちに返信することが重要です。

返信が早いと
相手の時間を無駄にせずに済みますし

もちろん自分自身にも
次のようなメリットがあるのです。

  • しなければならないことが片付く
  • 次の仕事に集中できる

次の商談が終わってから返信するのでは
遅い場合もあります

また即レスは真面目な姿勢や
取り組み方も評価されやすく
業務効率化にもつながるでしょう。

とくにテキストでのコミュニケーションは
誤解が生じやすい面も沢山あります。

そんなときに返信が速いと早い段階で、
お互いの本音を確認でき
認識を合わせられるので

「やっぱりこうでなかった…」

などのような仕様が
変わることも防げるのです。

返信が早いだけで
相手へ安心感を与えられるので
印象が良くなるでしょう。

仕事で指摘されたことは、
すぐに改善することが大切ですよね。

上司や同僚からフィードバックを
もらう機会はそう多くはないため、

スポンジのように
吸収しようとする気持ちが
成果へとつながります

入社直後の段階では

  • 仕事を選り好みしない
  • どのような業務にも対応する

といった方が
むしろ成功しやすいこともあります

ただずっと
無我夢中で取り組むのではなく、
自分の専門性や人よりもできる分野が
できるまでの期間に限った話しです。

専門性の方向が見えてきたら、
今度はその方向に向かって努力すると
芽が出やすくなります。

このように、新しい職場に入ったら
上司や先輩に指摘をもらったことを直ぐに改善し、
自分の得意なところで
貢献できるようにすることが大切です。

仕事には納期はつきものですよね。

しかし複数のタスクを抱えている状態では、

どれかが間に合わない
なんてこともあるかもしれません。

いつまで経っても
タスクを消化しきれずに
後回しにしてしまう

そんな方は終わりを明確にすることが大切です。

締め切りよりも早く仕上げたい場合は、
前倒しした日を完了日に設定し

「いつまでに終えるか」
という点をきちんと先方に伝えましょう。

締め切りを守れないようでは
クライアントとの信頼関係が築けず

当然上司から評価してもらえません

そのため、自分が想定している作業時間に
大幅なズレがないように

前もって締め切りを
設定しておくことが重要です。

新しい職場で
評価を上げたいとき
プロ意識を持って行動する
ことは大切です。

正直にお伝えしますと
仕事で上手くいかないとき

問題となるのは
スキルよりマインドの面が
大きい部分があるんです。

考え方や思考特性を変えることで
質の高い仕事ができたり、
クライアントに評価されたりする
面があります

例えば

「自分なんてできない」と思っている人の前には

自信のない結果が
目の前に現れてしまいます。

その自信のなさは
周りにも伝わってしまうので

まずは自分からプロ意識を持って

「自分はプロフェッショナル」という気概で

仕事に臨むようにしましょう。

このようにプロ意識があると
想いが行動に変わり
仕事もうまくいくようになります。

最近の若い人の中には、
転職しても毎日がつまらないと
感じてしまう人もいますよね。

若いうちにそう思ってしまうのは
真剣に生きていない証拠かもしれません。

仕事で評価をもらえたら、
その仕事が自分の人生を
彩ることができるので

まずはプロ意識をもって
目の前のことに
一生懸命取り組んでみましょう。

最近ではフルリモートの
仕事も増えてきていますよね!

柔軟な働き方ができる
メリットはありますが

オンライン会議やチャットでの
メッセージのやり取りに
使い慣れない人もいるかと思います。

さらに会社に勤めていると

年上の部下や
年下の上司など
色んな人がいるので

役職の違いや雇用形態によっても
チームで仕事をするには
コツがあるんですよね。

それは「誰から何を
教わるのか見極めること」です。

仕事をおこなっていく上で
誰に何を確認するのか

また自分の評価をしてくれる人
は誰なのかを確認するようにしましょう。

自分の立ち位置がわかって
行動や言動を心がけることが
できるようになります。

いくら優秀な人でも
チームで仕事ができないと
評価されない場合もあるんです。

周りと人間関係を築きながら
チームのパフォーマンスを高めていける人
企業側も求めるように
なっているともいえます。